梅の花も梅の実も日本のものというイメージが強いですが、もともとは中国が原産の植物です。
中国の梅の木にはあまずっぱいあんずとよく似た果物といった感じの実がなります。乾燥させたり甘く煮たりして、おやつとして食べることも多いようです。
日本でも梅はたしかに果実ですが、あまり甘いイメージはありませんね。とにかくすっぱい!イメージです。
イメージだけでなく実際に日本の梅は中国の梅よりもかなり強い酸味をもっています。ルーツを同じくする梅ですが随分と違う実がなるんですね。日本の梅は長い長い年月を経て日本の風土になじみ、そして強い酸味をもつ日本独自の梅の実へと変化していったんです。その違いを中国の梅の実を「杏梅」、日本の梅の実を「酸梅」と呼び表すこともあります。
梅のすっぱさは主にクエン酸です。クエン酸は、酸性に傾いた疲れやすく抵抗力の落ちた身体の中を本来の状態である弱アルカリ性に戻すときに必要な成分です。( 食のお話 ” 23 話.酸性、だけどアルカリ性食品” を参照してくださいね)
そして日本の梅はそのクエン酸の多さからアルカリ性食品の王とも言われているんですよ。
「朝夕一個の梅で、医者要らず」。昔から伝わる日本の健康法ですね。



